怖い話

与論島のこと

注意⚠️

このブログには虫の話が出てきます。

苦手な方は読むのをやめてください!

先日、与論町民体育大会があった。

久しぶりに運動をして気持ちのいい汗を流した(2種目しか出てないけど)

夕方からお疲れ様会(という飲み会)をやると言うことで、シャワーで汗を流すことにした。

与論の実家は風呂が壊れていて水しか出ない。

壊れていると言うか、そもそもお湯を出す設備がない。

冬でも水浴びである。

今年は10月でも真夏日が続いており、与論島では熱中症警戒アラートが出るほどなのでまだ水浴びでも耐えられる。

それはさておき、ボディタオルで石鹸を泡立てていたところ、何やら魚の内臓のような生臭い匂いが漂い始めた。

なにやら嫌な予感がする。

前日に父の知人から頂いたトビウオを調理したのだがそれが今更臭ってくるとは思えない。

しかもそんな生臭い臭いもほとんど無かった。

不思議に思いながらボディタオルを揉んでいたとき

ふと左のふとももにゴミがついているのに気がついた。

与論の風呂では(うちの実家に限る)ダクトなどはなく換気扇が外とそのまま繋がっているので、風によりホコリや小鳥の羽などのゴミがよく入ってくることがよくある。

そのゴミかと思ったのだが、よく見てみるとそれは虫の足だと分かった。

それもただの虫ではない。

ゴキブリの足である。

全身に鳥肌がたつ。

ボディタオルを揉んでいた手を止め、シャワーで急いで洗い流す。

そういえば、昨晩の深夜に父がトイレに起きた時に殺虫剤を撒いていたのを思い出す。

あの時ゴキブリに撒いていたのか。

そんなことを思いながらシャワーを止め再度ボディタオルを泡立てようとしたとき、タオルから何かが落ちた。

先ほど抱いた嫌な予感が当たった。

後ろ足一本がないゴキブリだった。

しかも、まだ生きている。

弱ってはいるが触覚と足が動いている。

なんとも気持ちが悪い。

しかし私は冷静である。

なぜなら私の実家ではゴキブリとよく遭遇するためである。

実家の隣は居酒屋であり、換気扇や家の隙間などあちこちから入り込んでくる。

夜中にゴキブリが腕や顔などの体を這いまわる感覚で起きることもある。

そのためゴキブリとの格闘など、日常茶飯事なのである。

突然の、しかもこれから自分が使おうとしているものからの出現に驚きはしたものの、声をあげて逃げ出すほどのことではない。

ゴキブリの出現後、シャワーの勢いで本体を排水口まで運び…

この後の処理についてはあえて書かないでおこうと思う。

ゴキブリを処理している間、最初に感じたあの臭いが強くなったことに気がついた。

コイツか!

魚の内臓のような臭いはゴキブリから放たれたものだった。

その後はボディタオルを使わずに体を洗い、ボディタオルは石鹸で洗い、アルコールなどをかけて一応殺菌した気になる。

怖いのはここからである。

この日の朝、起きて顔を洗っていた時

魚の内臓のような生臭い臭いが口の中というか喉の奥からするのを感じていたのである。

顔を洗っている時、近くにはあのボディタオルが掛かっていた…

私は口を開けて寝ていることが多い。

もしかしたら…

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